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鍵盤 音楽ブログ

【音楽ブログ】センスだよ、結局…。

投稿日:2019年5月19日 更新日:

サウンドハウス

作曲の話。音楽理論とかありますが作曲に関しては結局のところセンスだと思います。良い曲の基準は人それぞれ違いますが、理論を知ってれば必ず良い曲が書けるって事ではないです。自分としては理論は演奏者側のものだと思っています。

ジャズなどは理論を知らないと演奏するのは難しいです。即興でコードを足したり、アウトライン(Keyから外れたフレーズ)を作る時に理論を使います。では作曲するに当たっての音楽理論を覚えるメリットとは何なのでしょうか?

作曲するに当たっての理論を覚えるメリット

  1. 時間短縮
  2. 転調や構成が容易
  3. アレンジが出来る

1.時間短縮

作曲を仕事にする方は知ってないと厳しいですね。期限までに何曲も書かなければならなかったりするし、クライアントの要望に合うように作らなければならないですからね。作ったものに修正を加える時、どこをどうしたらいいか理論を知らないと余計に時間を掛ける事になります。

例えばマイナー調の曲を作曲してクライアントから「Bメロはもうちょい明るい感じで」って言われた時どうしましょう?理論を知らないとBメロのメロディーを一から作り直す発想に行きがちです。ですがコードを変更するだけで済んでしまう事が多いです。

勿論、クライアントが「メロディーが…」てことならメロディーを変える必要があるとは思いますが、コード変更するだけで済むなら、かなり時間短縮になります。下記に書く転調や構成なども理論を知ってると時間短縮になると思います。

2.転調や構成が容易

よくある大サビの半音転調とかは考えなくても半音上げるだけなので理論を知らなくても出来るとおもいますが、自分の思っているKeyに転調するには理論を知ってないと難しいと思います。

一通りパート作った後に繰り返すパートをどこに戻るかって時も理論を知っていると便利です。自分も作曲しててよくあるのですが、転調してて戻る先のKeyが違ったりすると戻る前のコードを置き換えたり、それが難しい場合は戻る為のセクションを作ったりします。

構成を考える時も知っていると便利です。ライブなどでセットリスト(曲順)を作る時もこの曲とこの曲は続けて出来るなって事もわかってきます。

3.アレンジが出来る

作った曲を全く違った感じにアレンジする時も理論を知っていると便利です。特にジャズアレンジにする時は理論は必須だと思います。1でも書いた様にアレンジが出来る事によってクライアントの指示に早く対応が出来る様になります。

またメドレーやプログレとかには多いんですが、ある曲の一部を別の曲に使うっていうアレンジとかも容易に出来ます。


この様に知っていると確かに便利です。特に即興演奏する奏者や作曲を仕事にしている方は必須だと思います。ただやはりデメリットもあります。



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作曲するに当たっての理論を覚えるデメリット

  1. 曲がワンパターンになりがち
  2. 他人の曲に口を挟む様になる
  3. 理論に縛られる

1.曲がワンパターンになりがち

音楽理論を勉強する事によって理論先行で作曲してしいますのでワンパターンになりがちになります。そうすることによって面白くない曲になってしまう事もあります。

例えば転調する前のコードは転調先の完全5度上の7thコードにしなければならない…。確かに理論上正しいですが必ずしもではないし、他にも転調の方法はあります。毎回、作曲する度に転調する時は…てやっていたらワンパターンになってしまいますよね。

理論を勉強して自分の中で決まり事をどんどん作っていってしまうと、ワンパターンひいては面白くない曲になってしまいます。あくまで方法の一つと考えたほうが良いでしょう。

2.他人の曲に口を挟む様になる

理論を勉強した事によって曲のアナライズ(分析)が出来る様になります。そうすると他人の曲に口を挟みたくなってきます。自分もそうでした。

しかしこれはいただけません。その人にはその人なりの考えがあってそうしてる可能性があるし、否定される事は誰も好みませんよね。勿論、言う側はこうすればもっと良くなると思って言ってる部分もありますが余計なお世話です。教える側、習う側の関係性でない限りは口を挟むのは辞めましょう。

自分の場合、バンドとかでは言わないで(自分のパートのみ)勝手にコード変えてたりします(¯―¯٥)

3.理論に縛られる

理論を勉強すると理論に縛られて理論でしか曲が書けなくなってしまいます。作曲の方法には他にも12音技法やモードによる作曲などもあり、ジャンルでいうと現代音楽などは理論では説明出来ないです。

つまり理論に縛られて自由な発想が出来なくなっしまいがちです。そうなった場合は一度、理論を捨てて感覚のみで作曲してみて下さい。都合が悪くなった時(パートのつなぎ目等)に理論を持ち出して解決させる方法を取りましょう。

まとめ

音楽理論は音楽をやる上では確かに便利なものです。覚えておいて損は無いとも思います。しかし万能でもなければ絶対でもありません。

作曲において理論はあくまで方法の一つです。自分としては理論を勉強するより感覚を身に着けたほうが良い様に思えます。世の中には理論を知らなくても良い曲を書く方が沢山います。こういう方たちは感覚で曲を作ってると思います。そうなるとやはり作曲はその人のセンス次第なのではないかなと思います。


おまけ

自分がプロデューサーの付いたバンドをやってた時の曲です。まぁ、没になったんですがね(泣)この曲のAメロは(無理やり出来なくもないが)コード表記出来ません。これはモードジャズ的な発想で作っています。何かの参考なれば幸いです。因みにプログレです。

スサノオ

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