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【キャンピングカー】車検はどこで?

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軽キャンピングカーを購入して早2年が経ち、この前初めての車検を受けました。車自体は新車なので車の部分(ブレーキなど)は全然問題ないのですが、シェル部分については2年も経つとやはり何かしら不具合が出てくるモノです。なので車検時にシェルの不具合も直してもらおうと思うのがキャンピングカーオーナーあるあるではないですかね?

実は車を持ったのがこの軽キャンピングカーが初めてで、車検自体が初めての経験でした。なのでネットで色々調べ結果、購入したキャンピングカービルダーで車検をお願いしました。今回はキャンピングカーの車検について自分で調べたまとめと、実際の自分の体験談を元に記事にしたいと思います。

目次

  1. そもそも車検とは?
  2. 普通車との違いは?
  3. どこに車検を出すのが良い?
  4. 購入ビルダーに出すメリット
  5. まとめ

1.そもそも車検とは?

車検は正式には「自動車継続検査」といい、道路運送車両法に定められた保安基準に適合しているかどうか、自動車オーナーが定期的に検査を受けることを法令で義務づけています。

車検の期間は乗用車であれば初回3年後、以降2年毎、貨物自動車(1ナンバー)であれば初回2年後、以降1年毎、軽や小型貨物自動車(4・6ナンバー)であれば初回2年後、以降2年毎となっています。

では肝心のキャンピングカーですが、特種用途自動車(8ナンバー)となるので、初回2年後、以降2年毎となります。これは大型車であっても軽であっても変わりません。

また車検を受けるにあたって、軽自動車は「自動車納税証明書」が必要になります。以前は普通自動車でも必要になっていのですが①継続車検で②過去に自動車税を滞納しておらず③納税日から4週間程度経過している④自治体で電子確認システムが導入されている場合は普通自動車は必要ありません。

自分が所有しているキャンピングカーは「軽」キャブコンなので、納税証明書が必要でした。しかし、全くその事を知らなかったので捨ててしまってました。その場合は各市区町村役場で再発行ができます。

その際、必要になるのが①車検証②身分証明書③印鑑です。(自治体によって必要なモノが違う場合があるので要確認)
取りに行く手間を考えると4月末から5月上旬にくる、「自動車種別割税納税証明書」の右側の縦長の書類はちゃんと保存しておく方が良いでしょう。

〇そもそも車検とは…まとめ

  • 正式名称は「自動車継続検査」
  • 自動車オーナーは、定期的に車が保安基準に適合しているか検査を受ける義務がある
  • 車検の期間は…
    • 乗用車
      初回3年後、以降2年毎
    • 貨物自動車(1ナンバー)
      初回2年後、以降1年毎
    • 軽、小型貨物車(4・6ナンバー)
      初回2年後、以降2年毎
    • キャンピングカー(8ナンバー)
      初回2年後、以降2年毎
  • キャンピングカーは大型であっても軽であっても車検期間は変わらない
  • 軽自動車は車検を出す時に「自動車納税証明書」が必要
  • 自動車納税証明書を紛失してしまった場合、各市区町村役場で再発行できる
  • 軽自動車で車検を受ける年だとわかっている場合は、4月末~5月上旬に届く、「自動車種別割税納税証明書」の右側の縦長の書類を保存しておく方が良い

2.普通車との違いは?

普通車と比べると特種用途自動車なので、キャンピングカーとしての点検項目が増えるといった違いがあります。なので自分自身でキャンピングカーに作り変えて登録をする場合は注意が必要ですが、ビルダーで作ったキャンピングカーであれば特に問題はないかと思います。

ただし、普段からカセットコンロや貯水排水タンクを使用しないからといって、外していた場合は車検には通りません。必ず車検に出す時はカセットコンロや貯水排水タンクは積んでおきましょう。

また車検で支払う法定費用(車検時必ずかかる費用)や自動車税でも違いがあり、乗用車と比べるとキャンピングカーは優遇されています。

まず法定費用の内訳である自動車重量税ですが、13年未満、総重量2トン、2年継続車検の場合、乗用車は¥32,800に対してキャンピングカーは¥16,400と倍違う事になります。ただしキャンピングカーはエコカー減税は適用されません。

乗用車は総重量3トンまでしかないので、3トンで上記と同じ条件で比べると乗用車は¥49,200、キャンピングカーは¥24,600とこれは乗用車の1.5トンと同じです。キャンピングカーは自動車重量税は優遇されていますね。

くるなび・自動車重量税比較ページ

次に自賠責保険。こちらも法定費用の中に入ってますが、2年契約の自賠責で軽の場合、乗用車は¥25,070に対して軽キャンピングカーは¥15,190と1万円近く安くなります。普通のキャンピングカーの場合、乗用車は¥25,830に対してキャンピングカーは¥30,210と約5千円ほど高くなります。

最後に自動車税。こちらはどの排気量でも乗用車に比べてキャンピングカーの方が2割ほど安くなっています。

チューリッヒ・自動車税比較ページ

車検時にかかる法定費用(印紙代除く)をまとめると、13年未満、総重量2トン、2年継続車検の場合、乗用車だと¥58,630に対してキャンピングカーは¥46,610と約1万円ほど安く、軽の場合は更に安くなります。

ただし車検代は車の状態や車検をする場所によって価格差があったり、法定費用は抑えられても、キャンピングカー項目の点検項目が多い分、車検代が割高になる傾向があるので一概にはキャンピングカーがお得とは言えない様です。

〇乗用車との違いは?まとめ

  • キャンピングカーは特種用途自動車なので、乗用車と比べて車検時の点検項目が増える
  • ビルダー作成のキャンピングカーであれば点検項目を特に気にする必要ない
  • ビルダー作成のキャンピングカーであっても、カセットコンロや貯水排水タンクを積んでないと車検は通らない
  • 法定費用の自動車重量税は、乗用車と比べるとキャンピングカーは優遇されている
  • 法定費用の自賠責保険は、乗用車と比べると普通のキャンピングカーは高く、軽キャンピングカーは安い
  • 自動車税は乗用車と比べるとどの排気量でも約2割ほどキャンピングカーの方が安い
  • 車検にかかる法定費用は、乗用車と比べるとキャンピングカーの方が1万円ほど安く、軽キャンピングカーであれば更に安くなる
  • キャンピングカーの車検は、点検項目が多い分、割高になり、税金で優遇されていても一概にお得とは言えない

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3.どこに車検を出すのが良い?

結論から言ってしまうと自信を持って購入ビルダー一択と言えます。(中古車の場合は製造元のビルダー)
っと言うのも他のお店ではシェル部分(架装部分)まで点検してもらえないから…。車の部分(エンジンやブレーキなど)は、ディーラーや整備工場などでも点検してもらえますが、シェル部分についてはほとんど点検してもらえません。

また購入ビルダー以外だとサイクルキャリアやサイドオーニングを外して車検に持っていかなければならず、車検に出すまでに手間がかかってしまいます。持ち家で車庫がある場合は良いですが、自分の様に賃貸、月極駐車場の場合はかなり面倒くさい…。外した装備品を置くところないですしね…。

とはいえビルダーによっては、「外して持ってきて下さい」という所もあるかも知れませんが、少なくともディーラーや整備工場はほぼ確実に外してくれと言われると思います。(体験談)

購入ビルダーが1番良いと言っても、近くにない方もいるかと思います。その場合はできるだけキャンピングカーに理解のあるお店にお願いする事をオススメします。場合によっては門前払いをくらうこともあるのでビルダーに持っていけない場合は下調べする事が重要かと思います。

また車検を安く済ませる為にユーザー車検に持って行くはオススメできません。上記でも書きましたがキャンピングカーは普通車より点検項目が多くあるので、ちゃんと知識がある方でないとなかなか通りません。通らない度に整備して再度、車検場に持ってかなければならないので逆に高くつく場合もありオススメできないです。

唯一、購入ビルダーにお願いするデメリットとしてディーラー並に車検代がかかるという点。やはりシェル部分も点検するのでその費用はかかります。ですので整備工場など車検代が安い場所と比べると割高になります。(ただしシェル部分は見てもらえない)

ですのでまとめるとシェル部分には問題がなく、車検だけ通したい方はビルダーでなくても良いかと思います。それでも個人的には2年に1回はシェル部分の点検もした方が良いかと思いますけどね…。

〇どこに車検を出すのが良い?まとめ

  • キャンピングカーの車検は購入ビルダー一択(中古車の場合は製造元のビルダー)
  • ディーラーなど他店ではシェル部分の点検はしてくれない
  • 購入ビルダー以外に車検を持ってく場合、サイクルキャリアなど装備品を外さなくてはならない
  • 購入ビルダーが近くにない場合は、できるだけキャンピングカーに理解があるところにお願いする(要下調べ)
  • ユーザー車検は知識がないと何度も車検場に持っていくことになり、逆に高くつくこともある
  • 購入ビルダーに持ってくデメリットとして、ディーラー並に車検代がかかる
  • シェル部分に問題がなく、車検だけ通したい場合は他のお店でもありかと思う
  • やはり少なくとも2年に1回はシェル部分の点検もした方が良いかと思う

4.購入ビルダーに出すメリット

車検時にシェル部分の点検をしてもらえる、装備品を外さなくて良い以外にもいくつかメリットがあります。

まず始めにビルダーに持っていけば車検と同時にシェル内の家具などを直してもらえる点です。自分は2年間使っていく中で網戸の建付けが悪くなり、上部収納が傾き、窓が開きづらくなったのですが、これがキレイに直りました。

もちろん車検時でなくてもビルダーに持っていけば直してもらえますが、そこまで使用するのに不便でなかったのと、なかなかビルダーに行ける時間がなかったので車検時にお願いした次第です。自分もビルダーまで行くのに高速で1時間以上かかるので不具合が深刻でなければ車検時にお願いするのが良いかと思います。

次に新たな装備品を付けることができる点。こちらはもちろん有料ですが、購入時にはなかったオプションが2年も経てばあったりします。自分も可変式のショックアブソーバーを車検時にお願いして付けてもらいました。

最後に代車がデモカーである点。これはビルダーによっては違う場合もあるかもしれませんが、自車と乗り比べができたのは良かったですね。ベース車両が違う同じ型の軽キャンピングカーを代車で乗りましたが新しい発見ができました。

軽キャブコンのベース車は、今現在はダイハツのハイゼットしかありませんが代車で乗ったのはスズキのキャリーでした。購入時にキャリーは3ATしかなかったので、ハイゼットにしたのですが、明らかにキャリーの方がパワーがあり、乗り心地が良かったですね…。

〇購入ビルダー出すメリットまとめ

  1. シェル部分(架装部分)の点検もしてもらえる
  2. サイクルキャリアなどの装備品を外さなくても良い(ビルダーによっては×の場合もある)
  3. シェル内の家具などの不具合も直してくれる
  4. 購入時にはなかったオプションなどが付けられる(有料)
  5. 代車でデモカーに乗れる
    (ビルダーによっては違う可能性あり)

まとめ

車検で自車を預けていた期間は1週間。ショックアブソーバーを交換したので、オプションとか新たに取付けなければもう少し早く戻ってくるかと思います。

キャンピングカー自体、普通車よりも購入価格が高いのでその分、他で維持費などの費用を削りたい気持ちがあるのですが、やはりキャンピングカーの車検はしっかり全部(車部分+シェル部分)を見てくれる所にお願いするのが一番かと思います。

購入ビルダーで出すと車検費用は割高にはなってしまいますが、個人的にはメリットの方が大きいと感じました。車検に出す前はシェル部分の不具合でモヤモヤしていましたが、キレイに直り、快適になりました。

これでまた次の車検まで安心して快適にキャンピングカーを使用できるであれば、車検はやはり購入ビルダーに出すのが一番だと個人的には思うんですけどね…。


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