トラックベースのキャンピングカー、いわゆるキャブコンは車体価格の割には運転席の計器類や機能が少なくちょっとガッカリします。そりゃー、ベースがトラックなので仕方ないですが、価格的に高級車を買ったはずなのになんだかなぁ〜と思う今日この頃…。
そこで少しでも高級車に近づける為にカーシートカバークーラー・ヒーターを導入してみました。またキャブコンは乗用車と比べると乗り心地も悪いので、少しでも快適に運転出来る様に購入した次第です。今回はそんなカーシートカバークーラー・ヒーターのレビュー記事になります。
目次
シートカバークーラー・ヒーターとは…
運転席や助手席にカバーを装着し、そのカバー自体が冷えたり温まったするモノです。大体どのカーシートカバークーラー・ヒーターもシガーソケットから電源をとります。中にはマッサージ機能も付いているモノもあり、より快適に運転出来るグッズとなっています。
シートカバー「クーラー」と言ってもカバー自体が冷える訳ではなく、空気をカバーの中に循環させて体の熱を吸収し発汗を抑えるモノです。なので普通の「クーラー」と比べると機構が全然違い、「これさえあれば夏も乗り切れるぜ👍」っていうものではありません。カバーの中に扇風機が付いていると考えてもらえると良いかも知れません。
シートカバーヒーターはカバーの中に暖房パッドが入っており、電源ONにするとこのパッドが温まりカバー全体を温めてくれます。シートカバーヒーターに関しては電源を入れるとすぐに温まってくれます。冬場などの寒い日にとても便利ですね。
そもそも高級車などには運転席や助手席に最初から搭載されています。キャブコンなどのキャンピングカーもそうですが、搭載されていない車にはこのシートカバークーラー・ヒーターを導入すると、より運転が快適になる事間違いなしの代物となっています。価格も大体、¥5,000~15,000とそれ程、高いモノでもないです。
○シートカバークーラー・ヒーターとは…まとめ
- 運転席や助手席にカバーを装着し、カバー自体が冷えたり温まりったりするモノ
- 電源はシガーソケットから取る
- 冷やしたり温めたするだけでなくマッサージ機能も付いているモノもある
- 「クーラー」と言ってもカバー内に空気を循環させ、体の熱を吸収し発汗を抑えるモノ(カバー自体が冷える訳では無い)
- ヒーターは暖房パッドが温まりカバー全体を温め、温まるのも早い。
- 高級車には最初から搭載されている
- 価格は大体¥5,000~15,000くらい
購入品
内容品
- Snailax カーシートカバー×1
- シガーソケットアダプター×1
(シートに装着した状態で発送されてきます) - 家庭用電源アダプター
- マニュアル
スペック
メーカー | Snailax |
価格 | ¥5,580 (2020年7月11日現在) |
シートサイズ(実寸) | 縦:120cm 横:46cm(1番広い所) |
ボルト数 | 12V |
ワット数 | 24W |
色 | ブラック |
シート生地 | シート・3Dメッシュ布 裏面・ラバー素材 縁・PUレザー |
送風機能 | ・3段階 (強→中→弱の順) |
加熱機能 | ・2段階 (強→弱の順) ・過熱保護機能 ・30分自動オフタイマー |
使用感
運転席への装着はものの5分ほどで装着出来ます。若干、カバーサイドについてるゴムを引っ張って座席と背もたれの隙間に入れるのが面倒臭い程度です。カバーを装着すると運転位置が高くなるので運転席の調整は必要です。
カバー自体は肌触りもよく、通気性も良いです。送風しないで長時間シートに座っていても蒸れなさそうですね。カバーの裏面がラバー素材となっており、上記の画像の様にしっかり固定すればズレることも無いです。
肝心の送風機能はONにすると最初から「強」で送風してくれるので何気に便利です。動かしてすぐだと確かに涼しいと感じます。但し、車内が暑いとあまり効果がない様です。って言うのもカバー下部に吸気ファンがあり、そこから車内の空気を吸い込みカバーに空気を送ります。つまり車内が暑いと温かい空気をカバーに送ることになります。
ですのでカバー単体では猛暑日などの暑い日には効果が薄いです。車のクーラーと併用する事で効果が最大限に引き出せます。例えばクーラーの出力を最小にしてシートカバークーラーを使えば涼しくもなるし燃費向上にもつながります。
ヒーターはONにすると1分もしないで温まります。検証しているのが梅雨の時期なので、ハッキリとした事は言えないですがヒーターに関しては申し分ない性能かと感じました。
○使用感まとめ
- シート
- 装着は簡単で5分程
- 装着する事によって運転位置が高くなるので、装着後は運転席の調整が必要
- 肌触りが良く、通気性も良い
- しっかり装着すればズレることは無い
- 送風機能
- つけ始めは涼しく感じる
- 電源ONで常に「強」
- 車内が暑いと効果は薄い
- 車のクーラーと併用する事で最大限に効果を発揮出来る
- 加熱機能
- 1分もかからず温かくなるので機能としては申し分ない
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使用時の注意点
シートカバークーラー・ヒーターを使用するに当たって注意したいのが電源の問題。運転席のシガーソケットから電源を取る事になるかと思いますが、シガーソケットには色々とつなげがちですよね。例えばシガーソケットのUSB変換器を使ってスマホの充電につなげているとか、空気清浄機とか…。
車はエンジンを回転させることによって発電するオルタネーターというモノを積んでいます。この発電した電気は車のライトやブレーキランプ、カーナビなどの車の装備品に使います。シガーソケットも当然、車の装備品なのでこの電気を使う事になります。
普通乗用車や大型のキャンピングカーなら大丈夫かも知れませんが、「軽」の場合はちょっと考えた方が良いかも知れません。意外と通常運転でも結構、電気を使っています。例えばブレーキランプを点灯するのに大体7A。ヘッドランプ(ハイビーム)で約16A。エアコン最小で約6A。
軽自動車のオルタネーターの発電量は約35~50Aです。車の装備品に電力を使い、そこにスマホの充電(約1A)や空気清浄機(モノにもよりますが0.5A)、シートカバークーラー・ヒーター(上記の商品なら2A)をシガーソケットから電源を取ると下手するとバッテリーがあがりエンジンがかからなくなる可能性あります。
ですのでシートカバークーラー・ヒーターをつけるのであればシガーソケットからはシートカバークーラー・ヒーターだけつないで使う事をオススメします。ちなみに自分の車(軽キャブコン)でシガーソケットとUSBが2口づつ増設出来るカーチャージャーでスマホ、空気清浄機、シートカバークーラーをつないでみしたがシートカバークーラーには電源が入りませんでした。
でもやっぱり運転席のシガーソケットはスマホの充電などで使いたいですよね。キャンピングカーならそれが可能となります。運転席にあるシガーソケットにはスマホや空気清浄機などのグッズをつなぎ、シートカバークーラー・ヒーターはサブバッテリーのシガーソケットにつなぐと便利です。
キャンピングカーのサブバッテリーはソーラー充電で充電されていて、オルタネーターの発電とは別です。こうすることによってバッテリーあがりによるエンジンがかからなくなる心配もなくなり、車のエンジンをかけなくても常時、使う事が出来ます。正にキャンピングカーに特化したカーグッズではないですかね。
○使用時の注意点
- シガーソケットの電源は他のモノ(スマホなど)で使いがち
- 車の装備品(ライトなど)は車に搭載されているオルタネーターで発電し電力をまかなっているが、通常運転でも意外と電力を使っている
- 軽自動車はそもそもオルタネーターが小さく発電量が普通乗用車などと比べると少ない
- シートカバークーラー他、色々とつなぎ過ぎるとバッテリーあがってしまい、下手すればエンジンがかからなくなる
- キャンピングカーの場合、サブバッテリーが付いているのでサブバッテリーで使用するのがオススメ
- サブバッテリーで使用するのであれば、エンジンがかからなくなる心配やバッテリーが残っている限り常時、使用可能
まとめ
今まではUSB扇風機を助手席に置いて暑さを凌いでいたのですが、やはりフロントガラスから日が当たるので体から汗が出て運転席が蒸れ、気持ち悪いことが多かったです。しかしこのシートカバークーラー・ヒーターを導入する事によって暑い時期の運転席の蒸れはなくなりました。
しかし車のクーラーをつけない状態ではあまり意味がないのも事実です。結局、車内がある程度涼しくないと効果は薄いと思います。ヒーターに関してはすぐに温かくなるので温める事に関しては抜群だと思います。
またキャンピングカーにとってはとても良いカーグッズかと思います。サブバッテリーで運用する事によりエンジンをかけなくても常時、使えるのはキャンピングカーならではないでしょうか?価格自体もそんなに高いモノでもないので、キャンピングカーオーナーは導入を考えてみてはいかがでしょうか?
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