って言うのも自分がよく見ている車中泊系Youtuberの動画に対して、他の車中泊系Youtuberが「みりんにはアルコールが入っているのだから、煮切りをしてない車中飯を食べた後、運転したら飲酒運転になるんではないか?」と批判動画をあげてました。
批判を受けたYoutuberは登録者数30万を超える車中泊系では有名な「らんたいむ」さんという方で、自分が記事にした「車中泊商標登録問題」の黒幕だと批判側のYoutuber、「にんにん」さんはおっしゃってっています。以前より因縁がある2人ですが、確かにみりんで飲酒になるのかもしれないというのは、これから車中泊して行こう且つ酒呑みの自分としては気になります。
↓車中泊商標登録騒動の記事
今回はこの「みりん飲酒運転騒動」でYoutubeやTwitter上で軽く炎上している経緯とまた本当にみりんで飲酒運転になるかをまとめた記事となっています。
目次
騒動について
1.経緯
商標登録問題でどうやら黒幕がらんたいむさんである事を思っていたにんにんさんが、中国地方の道の駅の車中泊禁止を撤回させた時点から始まります。らんたいむさんは岡山県で活動されており、道の駅での車中泊動画は撮らないスタンスです。
これに対し「なぜ道の駅で車中泊せず、河原などでするのか?」「(中国地方の)道の駅車中泊禁止撤回は影響力のあるらんたいむさんでやってもらえればスムーズだった」など車中泊業界をよくする為と思い、にんにんさんは動画にしてらんたいむさんに問い掛けますが返答は無し。
その後コロナによる緊急事態宣言が発令されますが、その中でらんたいむさんが田舎で車中泊する動画を出しますがこれに、にんにんさんが激怒した批判動画を出します(現在は非公開)が、その数日後にらんたいむさんが車中泊動画の自粛を発表。その動画をみて、にんにんさんがらんたいむさんの決断は英断だったと褒める内容のらんたいむさんに向けて動画(現在は非公開)を発信します。
それを見たのか聞いたのかわかりませんが、その動画に対してと思われるツイートをしますが、攻撃的な内容となっており、にんにんさんはまた激怒していきます。
このツイートににんにんさんの動画を編集してる「ちーちゃん」って方も怒ったそうで、にんにんさんとしては自分の大切な人が傷付けられたと思い、ここかららんたいむさんに対して批判動画を出していくことになります。
2.今回の騒動
緊急事態宣言解除後、らんたいむさんが解除記念の車中泊動画を出します。この動画後半に鯛のお茶漬けを作る場面があるのですが、鯛の身を漬けにする為、しょうゆ、ゴマ、みりんタイプの調味料(アルコール分10%)をスプーン1杯分(7ml)いれもみ漬けし、お茶漬けにして食べてました。
食後どれくらいの時間が経っていたのかは動画ではわからないのですが、恐らく30分~1時間位して車を運転し帰るところで動画は終わります。
これに対してにんにんさんは「アルコールの入っているみりんタイプ調味料を身体に入れてすぐに運転したら飲酒運転ではないか?」や他の事なども上記の動画に対しての批判する動画をあげています。
これを受けてらんたいむさんは弁解ツイートをしていますが、無理がある内容となっていて炎上した様です。
恐らくこのツイートを見て、らんたいむさんの逃げ道をふさぐ為、にんにんさんはみりん協会や地元の警察、らんたいむさんの活動地域の警察(岡山県警)にみりんタイプ調味料を使った煮切りしていない料理を食べてすぐに車を運転して良いものか?電凸した動画もあげました。
電凸動画以降、「にんにんさん」は「らんたいむさんのファン」などに「らんたいむさん」は「にんにんさんの動画を見た方」に批判や誹謗中傷されTwitter、Youtubeコメント欄が炎上となっている様です。
3.騒動の個人的考察
今回の「みりん飲酒運転騒動」だけとれば、双方の動画見た感じ登録者30万人以上いるらんたいむさんは動画内に注意書きもなく、また弁解ツイートも無理があるし、ちょっと配慮が足りなかったと思います。
ただにんにんさんもこの騒動前から、らんたいむさんに因縁があり、批判動画には少なからず個人的な感情が入っている様に見受けられます。にんにんさんのYoutubeチャンネルはらんたいむさんの約1/10の登録者なので感情が見えてしまうと炎上目的や再生回数目的と見てる側はとらえてしまうかなと思いました。
またらんたいむさんはにんにんさんと面識がなく、いきなり車中泊業界を一緒に良くして行こうと言われても普通は無視しますよね…。自分でもそうします…。しかしケンカを売る様なツイートは頂けません。このツイートがきっかけでらんたいむさんに対する批判動画が始まりました。
一件、にんにんさんが粘着している様に見えますが自分が大切にしている人が傷付けられたらどうでしょう?自分も方法は違うかも知れませんが、にんにんさんと同じ様な事したと思います。そもそもこの時点でらんたいむさんのファンからは誹謗中傷がコメント欄に来るようになったそうです。
結局のところ、個人的な見解を言わせてもらうならケンカ両成敗でどちらも悪いです。そして話を大きくしているのは第3者。その方々に双方とも誹謗中傷されています。
どちらもファンの方に誹謗中傷はしない様に動画内やTwitterでつぶやいていますが、なかなか終息しない様です。こうやって戦争って起こっていくんですね…( ´ ᐞ ` )
どちらのYoutuberも尊敬出来る方なんですけどね…。にんにんさんは多くの車中泊禁止の道の駅を撤回させている実績はなかなかできる事ではありませんし、らんたいむさんは車中泊する方にとっては料理の仕方など本当に参考になるんですよ。
これはもうコラボ動画を撮るしか終息への道はないんじゃないですかね…。
○騒動についてまとめ
- 経緯
- 車中泊商標登録騒動の発端はらんたいむさんとにんにんさんは思っている
- 「道の駅でなぜ車中泊しないのか?」などの問い掛けをにんにんさんがらんたいむさんへ向けてYoutube動画で質問、しかしらんたいむさんは無視
- コロナによる緊急事態宣言中でらんたいむが車中泊動画をあげるが、にんにんさんはこれに激怒。その後、車中泊動画を自粛します動画をらんたいむがあげ、にんにんさんはこれを褒める様な内容の動画をアップ
- にんにんさんの一連の流れに対して批判的なツイートをらんたいむさんがし、にんにんさん再度、激怒する
- 今回の騒動
- 緊急事態宣言解除記念の車中泊動画をらんたいむさんがあげるが、その中でみりんタイプ調味料を煮切りせず調理し食べ、その後運転して帰る場面で動画は終了
- この動画に対して「飲酒運転ではないか?」と批判的な動画をらんたいむさんを名指しでアップ
- にんにんさんの動画を受け、らんたいむさんがTwitterで反論するが内容に無理がある
- らんたいむさんのツイート受けて、にんにんさんが警察などに問い合わせした動画をアップ
- 双方のファンやにんにんさんの批判動画を見た方達が誹謗中傷をYoutubeのコメント欄やTwitterし炎上
- 個人的考察
- 今回のらんたいむさんの動画は確かに注意書きなどがなく配慮が足りない部分がある
- にんにんさんは商標登録騒動から今回の一連の流れの中で批判ではなく、個人的感情が見えてしまう部分が否めない
- らんたいむさんはにんにんさんとは認識がないので色々と言われても無視するのはわかる気がする
- らんたいむさんの批判ツイートに、にんにんさんの動画編集者も傷ついており、それが許せないのはわかる気がする
- 双方に誹謗中傷してるのはファンなどの第3者
- 個人的結論としてケンカ両成敗で当人同士が協力して騒動をおさめるのが望ましい
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みりんについて
1.種類
騒動の発端である「みりん」ですが、自分も知らなかったのですがみりんには全3種類ある様です。
①本みりん
いわゆるちゃんとした「みりん」です。他のモノとの大きな違いは製造方法もそうですが、1番はアルコール度数で約14%程、入っています。料理でみりんを使うと甘みや照り、煮崩れ防止などの効果が得られます。
②みりんタイプ調味料
本みりんに水あめや塩などを混ぜたモノになります。ですのでこちらもアルコールが入っていますが、本みりんと比べると若干、アルコール度数は下がっているモノが多い様です。
③みりん風調味料
こちらはみりんの原材料からアルコールになるモノを抜いていて、水あめやぶどう糖が原材料となります。みりんを料理で使う時の特徴、照りや甘みなどはこちらでも出るとの事。なのでみりん「風」だそうです。最大の特徴はアルコール分は入ってない事になります。
2.購入
本みりん、みりんタイプ調味料はアルコールですので当然、未成年は購入出来ません。セルフレジとかでも年齢確認画面が表示されます。また本みりん、みりんタイプは酒類に入るので消費税は10%。しかしみりん風調味料は酒類ではないので消費税は8%となかなかややこしいです。
しかしこうやって見るとやはり本みりんやみりんタイプ調味料は年齢確認がある酒類となるので、本みりんなど煮切りをしていないで調理した料理を食べた後に運転したら酒気帯び運転になると言うのは納得いく論理だと思います。
3.煮切り
煮切りとは本みりんや料理酒などのアルコール分を飛ばす調理方法です。アルコールを飛ばす事で風味が増します。煮切り方法は全部で3つ。
①レンジでチン
少量の場合はレンジを使います。耐熱皿に本みりんなどをいれてラップをかけずチンします。大体大さじ1が600Wのレンジで50~60秒でアルコールが飛びます。
②沸騰させる
鍋などに入れて沸騰させることによりアルコールを飛ばします。水の沸点が100℃に対してアルコールの沸点は78℃なので先にアルコール分が先に蒸発する理屈です。水など混ぜた液体だと全てを取り除くのは難しくなりますが、それでもアルコールの大部分が蒸発するとの事。
100mlの本みりんだと沸騰してから大体1~1分半でアルコール分は飛びます。
③着火して飛ばす
沸騰させてから更にチャッカマンなどで火をつけて飛ばす方法です。西洋料理で言うところの「フランベ」ですね。この方法は沸騰させてから、火をつけるのでよりアルコール分が飛びます。
○みりんについてまとめ
- 種類
- 本みりん(アルコール分あり)
- みりんタイプ調味料(アルコール分あり)
- みりん風調味料(アルコール分なし)
- 購入
- 本みりん、みりんタイプ調味料にはアルコール分が入っているので未成年は購入出来ない
- アルコール分が入っているみりんは酒類となるので消費税が10%
- 煮切り
- 煮切りとはみりんなどに入っているアルコール分を飛ばす調理方法。アルコール分を飛ばすことで風味が良くなる
- 煮切り方法
- レンジでチンする(少量)
- 沸騰させる
- 沸騰させて着火させる
飲酒運転について
道路交通法では飲酒運転には大きく分けて2つのあります。
1.酒気帯び運転
飲酒検問などで運転者が検査機に息を吹きかけ、基準値以上の数値が出ると酒気帯び運転となります。基準値は検査機に吹きかけた息が1ℓ中アルコール濃度が0.15mg以上検出されれば酒気帯び運転となります。更に1ℓ中のアルコール濃度が0.25mg以上であるともっと重い罪となります。
罰則(刑事処分)は3年以下の懲役または50万円以下の罰金、行政処分としてアルコール濃度が1ℓ中0.15mg~0.25mg未満であると免許点数13点の加点、免許停止90日、0.25mg以上であれば行政処分が重くなり、免許点数25点の加点で免許取り消し、更に欠格期間(免許が再取得出来ない期間)最低2年となります。
2.酒酔い運転
こちらはアルコール濃度にかかわらずアルコールによって運転に支障をきたしている状態です。酒臭く、まっすぐ歩けないや受け答えが不自然などアルコールで正常に運転出来ないと警察官が判断した場合、酒酔い運転となります。
こちらは「酒気帯び運転」よりも重く、罰則は5年以下の懲役または100万円以下の罰金、行政処分は免許点数35点の加点で免許取り消し、欠格期間最低3年となります。
3.少量、休憩をとれば飲酒運転にはならない?
たとえ基準値以下の少量のアルコールであっても、判断能力が鈍ることは研究で実証されているそうです。またアルコール分が身体から抜けるスピードは人それぞれで必ずしも休憩や睡眠をとったからといって抜けるものでもありません。
やはり「飲んだら乗るな」っていうのが鉄則です。車中泊などでお酒を飲むのであれば、必ずアルコールチェッカーなどは常備しときましょう。
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○飲酒運転についてまとめ
- 飲酒運転には大きく分けて2つある
- 酒気帯び運転
- 飲酒検問などで検査機から基準値以上のアルコール濃度が出たら酒気帯び運転となる
- 罰則は3年以下の懲役または50万円以下のの罰則
- アルコール濃度が0.15mg~0.25mg/ℓ未満の場合の行政処分は免許点数13点の加点、免許停止90日
- アルコール濃度が0.25mg/ℓ以上の場合の行政処分は免許点数25点の加点、免許取り消し、欠格期間最低2年以上
- 酒酔い運転
- アルコール濃度にかかわらず、明らかに酒臭く、まっすぐ歩けないなどアルコールによって運転がままならない状態だと警察官に判断された場合
- 罰則は5年以下の懲役、100万円以下の罰金
- 行政処分は免許点数35点の加点、免許取り消し、欠格期間最低3年以上
- 酒気帯び運転
- アルコールは少量であっても判断能力が鈍る
- アルコール分が身体から抜けるスピードは人それぞれなので休憩、睡眠をとれば良いということではない
- 車中泊でお酒を飲むならアルコールチェッカーは必須
まとめ
本みりんやみりんタイプ調味料はアルコール分が入っているので煮切りをしていなければ当然、身体に入れてからすぐに運転すれば飲酒運転となります。
しかし警察が取り締まりをし、基準値のアルコール分がでなければ逮捕されることはありません。つまり現行犯でないと逮捕はないと思われます。だからといって基準値のアルコール濃度がでなければ良いという訳でもありません。
あくまでも個人的見解ですが今回の騒動は法律上でいえば「酒気帯び運転」の罰則対象にはなりません。捕まらなければ良いのか?と言う方も知れませんがこの辺はグレーゾーンですね…。にんにんさんは警察にも確認してますが、「基準値以下なら良い」なんて絶対に言いません。何か起こった時に責任問題になりますからね…。
何んでも白黒はっきりつけてしまうと住みづらくギスギスした世の中になっていくと思います。「捕まらなければ良い」という事を推奨してる訳ではなく、あくまでグレーゾーンの範囲(飲酒運転でいえばアルコール濃度0.15ml未満)は自己責任と個人的には思います。しかし当然、少量でもアルコールが身体に残っていて事故を起こした時に罪は重くなります。その辺のリスクは酒呑みは理解すべきと思います。
お酒は嗜好品なので全く飲まない人からすると理解出来ないでしょう。お酒を飲んですぐ運転するのは論外ですが、しっかりとアルコールチェッカーで自己チェックするなら、車中泊でお酒を飲む事は酒呑みとしては世間的に大目にみてほしいですね…。
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