普段から自分はスマートウォッチを着けているのですが1個前に着けていたモノが「Android OS」がそのまま積んであるスマートウォッチでした。Googleが出しているスマートウォッチ用の「wear OS」の方がAndroidスマホと相性がよく「買い替えたいなぁ〜」と思っていた所、昨年のAmazonサイバーマンデーでこの「TicWatch Pro」が定価から4割引。これは買うしかないという事で即ポチってしまいました。
以前にも「wear OS」を積んでいるスマートウォッチは使っていたのですが電池持ちや動作が重く、「これならAndroid OSのモノがいいかな」と思って変えたんですけど、やはりスマホとの連携が上手くいかず今回、購入した次第です。使ってみて約1ヵ月程になりますがそんなの「TicWatch Pro」のレビュー記事となります。
↓スマートウォッチの種類(OS)についての記事
目次
内容品
- TicWatch Pro本体
- USB充電クレードル
- マニュアル
- Unpacking promptカード
ウォッチ詳細
販売メーカー | mobvoi |
OS | Wear OS |
寸法 | 直径45mm×厚さ12.6mm |
重量 | 58.5g(ベルトなし) |
ディスプレイ | 1.39" AMOLED 400×400 +FSTNディスプレイ |
CPU | Qualcomm Snapdragon wear 2100 |
メモリ | RAM:512M ストレージ:4G |
GPS | GPS/AGPS |
通信方法 | Bluetooth:4.2 Wifi:802.nbgn 2.4GHz |
NFC決済 | google pay(日本国内は未対応) |
防水防塵性能 | IP68 |
センサー | 加速センサー、ジャイロ、 磁気センサー、PPG心拍センサー アンビエントライトセンサー 低遅延オフボディ検索センサー |
バッテリー | 415mHA |
スピーカー・ マイク | あり |
ディスプレイが2層になっており消費電力の少ないFSTNディスプレイとAMOLEDディスプレイを併用する事でフル充電で最大で2日半ほど持ちます。また省電力モード(FSTNディスプレイのみ使用)で最大30日間使用可能となっています。GPSトラッキング連続使用で約10時間ほどバッテリーは持ちます。
- バッテリー持ち
- 2つのディスプレイ併用:約2日半
- 省電力モード:約30日間
- GPS連続トラッキング:約10時間
ウォッチの使い方
ウォッチを購入したらまずスマホに「wear OS」アプリをインストールし、Bluetoothをオンにした状態でアプリを開き、ウォッチの電源を入れます。ウォッチの初期設定(言語設定など)をした後にお互い認識するのであとはアプリ、ウォッチで表示される指示通りにやれば簡単に接続できます。
画面をタッチ又は時計を傾ける事でAMOLEDディスプレイを表示し、数秒するとFSTNディスプレイに切り替わります。タッチ又は傾ける事をしない限りFSTNディスプレイが表示しっぱなしになり画面が消える事はありません。FSTNディスプレイでは時計、日付、歩数と下部に簡単なバッテリー残量が表示されます。
AMOLEDディスプレイのウォッチフェイスから下にスワイプすると設定パネルになりここで通知音や機内モードなど簡単に設定できます。
上段の真ん中の携帯マークはウォッチからスマホに発信してスマホを鳴らしてくれます。意外とこれが便利。但しBluetoothでスマホと繋がってる時にしか使用できません。押して鳴らなかったら紛失した可能性が大…。
ウォッチフェイスから右にスワイプするとgoogleアシスタント、天気、現在地とちょっとした格言のパネルが出てきます。
もちろん「OK google」でアシスタントを起動できます。ですが省電力ディスプレイ表示では使用できません。ブラウザアプリは入ってないのでちょっとした検索はGoogleアシスタントで行います。「wear OS」はこれが便利なんですよね。
ウォッチフェイスから左にスワイプすると「タイル」というパネルが出てきます。これは特定の情報のパネルでフィットネスや心拍、天気などの情報パネルを設定できます。設定はスマホアプリの「wear OS」アプリから設定できます。
ただ特定のモノしかセットできないのが難点…。「wear OS」対応のアプリを追加すればタイルも増える様です。しかし個人的にはあまり使わないですね…。
ウォッチフェイスから上にスワイプすると通知パネルが出てきます。これはスマホの通知も繋がっていればここに出ます。もちろんウォッチ側でアプリをインストールした時などもこちらに表示されます。表示に対して右にスワイプすると表示削除となります。スマホ通知の場合はスマホの通知バーから表示が消えます。(削除ではない)
時計にはハードウェアボタンが右側に2つ付いています。上側はアプリランチャーの表示、下側は初期設定は内蔵のフィットネスアプリが起動します。下側のみウォッチの設定で別のアプリをあてがう事が出来ます。
またベルトは裏側にある銀のノブ?をズラしてやると簡単に外れます。なので専用のモノにはなりますがベルトの交換も簡単に出来てしまいます。
↓交換用ベルト
○ウォッチの使い方まとめ
- スマホとの同期
- スマホに「wear OS」アプリをインストールし、Bluetoothオン
- ウォッチの電源をいれ初期設定をする
- お互い認識するので表示される指示通りに設定
- 省電力ディスプレイが常に表示
- 画面タッチ、傾ける事でAMOLEDディスプレイのウォッチフェイスが表示される
- ウォッチフェイスから…(上記の画像参照)
- ①上にスワイプ:通知パネル表示
- ②左にスワイプ:タイル表示
- ③下にスワイプ:設定パネル表示
- ④右にスワイプ:googleアプリパネル表示
- ⑤右上ボタン:アプリランチャー表示
- ⑥右下ボタン:内蔵フィットネスアプリ表示
(初期設定・変更可能)
- ベルトは裏側のノブを引っ張る事で簡単に取り外し可能
ミライが見つかるショッピングサイト
【Glimpse】
使用感
まず装着感ですが時計を着けていて重いとは感じません。見た目は大きく分厚く見えるのですが意外と軽いです。ベルトはハイブリッドレザーとなっていて耐久性が高く、長時間着けていてもカブれることなどもありません。
個人的な使い方としてはセンサーの傾きでウォッチフェイスを表示する設定は無効にし、タッチのみで表示させていてます。心拍センサーは常時、入れている状態でのバッテリーの持ちは半日で約20%消費します。
傾きで表示させる設定をオンにすると半日で約30%消費。これは腕をあげるだけでもセンサーが反応してしまい、勝手に表示している為だと思われます。省電力ディスプレイは常時、表示されているので傾きで表示は切った方が消費電力から考えても無難です。
また内蔵のフィットネスアプリの運動(ランニングやウォーキングなど)の記録を開始するとGPSが常時オン状態となるので消費電力は多くなります。公式サイトの情報ではフィットネスアプリの記録を開始すると通常使用の25%多く消費するとの事です。
しかし運動の記録を開始した状態だと省電力ディスプレイに心拍、運動した距離、時間、消費カロリーなどの表示が増えるのでいちいちアプリを表示しなくても確認できるのは良い所です。
ウォッチ内蔵フィットネスアプリの記録はスマホ側で専用アプリを使わないと管理できないのが難点。アプリを使う事で設定で「google fit」と同期が出来るので入れるしかないんですけどね…。
あとはやはりGoogleアシスタントが付いているのは良いですね。アラームの設定や天気情報などもしゃべりかけることによって音声付きで表示してくれるのは非常に楽です。「OK google」も使えるし…。
時計のメモリが512Mと小さいので情報量が多いウォッチフェイスを使ったり、アプリを開きすぎると動作がモッサりします。その点、Googleアシスタントを使う事で必要としている画面に1発で行けたりするのでメモリが少ないデメリットは「wear OS」以外のスマートウォッチと比べるとカバーできていると思います。
以前、使っていた「wear OS」のスマートウォッチは「Qi」で充電が出来たのに対してこちらは専用の充電器となりちょっと不便かな…。旅行など出掛ける時に専用の充電器も持っていかないといけないのは結構デメリットです。「Qi」充電が可能だったらQi付きのモバイルバッテリーがあれば出先でも簡単に充電できるしね…。
睡眠トラッカーアプリは初期アプリには入っていません。なのでgoogle playストアで(ウォッチ側でアプリはダウンロード)自分でダウンロードするしかない様です。自分は使用していないのでレビュー出来ませんが、「TicWatch」専用の睡眠トラッカーはかなり性能が良い様です。
○使用感まとめ
- メリット
- 装着感は重くもなく、長時間着けてもカブれる事もない
- 画面タッチのみ表示で心拍センサーを常時、動かしてもバッテリー消費が半日20%前後
- 内蔵フィットネスアプリの運動の記録を開始すると省電力ディスプレイに心拍などの表示が増え、アプリを見なくてもよい
- Googleアシスタントを使う事でメモリの低さをカバーできる
- デメリット
- フィットネスアプリを使用すると消費電力が多くなる
- フィットネスアプリの記録はスマホで専用アプリを入れないと管理できない
- 専用充電器の為、旅する時などは充電器を持ってかなければいけない
- 睡眠トラッカーは初期アプリには入っていない
まとめ
以前に使用していた「wear OS」のスマートウォッチは一日持てばよい位のバッテリー容量でした。それがたった一日半ですが延びたのは大きな事だと思います。動作も以前のモノに比べれば良くなってはいるし、「wear OS」もバージョンアップした事でGoogleアシスタントが使える様になったのも大きいです。また安く購入も出来たので個人的には満足しています。
普通に使うのであれば一日は確実に持つので家に帰ってきて充電すれば良いのですが、旅や出張などでは充電器持ち歩かないと行けないのはネックですね。ですのでどちらかというとこのスマートウォッチは日常生活で使用するか、スポーツやランニング、健康管理の目的で使用するのが良いと思います。
スマートウォッチはまだまだバッテリー持ちに問題があります。最近ではソーラー充電や体温で充電するモノも出てきています。そういった意味ではまだまだこれからのモノなのかも知れませんね…。
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