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鍵盤 音楽理論

【音楽理論】別スケールからのコード借用

投稿日:2019年6月21日 更新日:

作曲するに当たってダイアトニックコードだけ使って作曲しても余程、メロディーが良いとかリズムが奇抜だとかでない限りつまらない曲になっていまいます。なのでダイアトニックコード以外のコードを入れて作曲するのですが、これはどういう事なのか…。

コードの種類にもよりますが、簡単に言うとそこだけ転調しているのです。ただダイアトニックコード以外のコードがでてくるたびに、譜面の調号を書いていては見づらくなってしまいますよね。そういう場合、譜面の調号は書き換えません。つまりkeyは変わらないということ。意識的には他のダイアトニックコードから借りてくるという考え方です。勿論、メロディーなどが書いてある場合、keyにない音は臨時記号で表示はします。

モーダルインターチェンジ

  1. CM7-Am7-Dm7-G7
  2. CM7-Am7-D7-G7

1のコード進行は全てCメジャースケール(白鍵のみのスケール)から音が取れるコードですよね。それに比べて2のコード進行は「D7」だけ違います。では「D7」が取れるメジャースケールはなんでしょう?答えはGメジャースケールです。

つまり「D7」はGメジャースケールからコードを借りてきていることになります。「Dm7」と「D7」はコードのルートは同じですよね。ダイアトニックコードから同じルートのコードへ変更する事をモーダルインターチェンジといいます。この場合ソロを取る時などはGメジャースケールで弾くことになります。

GメジャースケールはCメジャースケールから
FがF#になっただけ(key的に近い)

逆に2のコード進行の「G7」以外のコードはGメジャースケールからも音が取れます。この場合は「G7」のみCメジャースケールで弾き、他の3つはGメジャースケールで弾くことも出来ます。

同じコードなのに弾くスケールは違いますよね。これもモーダルインターチェンジの一つです。つまり一つのコードでも複数のスケールが選択出来るのです。曲調に合う合わないは置いておいて、1のコード進行でも「CM7-Am7」の部分はGメジャースケールで弾くことも理論上可能です。



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但し選択の仕方によっては音が外れ気味になったりします。keyのスケールから違う音が入っていくにつれ、どんどん調性から外れていきます。ではどの様に選択すれば良いのでしょうか?それはメロディーがどのスケールを使って作られているか且つkeyのスケールに音が近いもので判断します。2のコード進行の場合、「D7」以外のコード(CM7 or Am7)でF#の音がメロディーに入っている場合はGメジャースケールで弾いた方が良いです。

理由としてメロディーと違うスケール、keyにない音を使ってソロを取ると曲の雰囲気が壊れてしまう可能性があるからです。ジャズなどは調性がわからない方がよりジャズっぽいのであえてメロディーとは違うスケールを使ったりしますが、ポップスやロックなどはメロディーと同じスケールを使う方が良いでしょう。

まとめ

今回はコードの借用(モーダルインターチェンジ)について書きましたが、作曲に関してはあまりこれを考えて作曲したことはないです。自分の作曲の仕方の一つにイメージに近い様にコード鳴らしてコード進行から作っていく方法があります。その場合、適当コードを弾いて作っています。なので理論は度外視ですね…。ダイアトニックコードすら考えてないです。

前にも書きましたが理論が必要な時は演奏時だと自分は思ってます。あえて突拍子もないソロを弾く為にメロディーで使われてないスケールをソロで弾くとか、セッションなどでずっと同じコードで循環してて飽きてきた時とかにスケールを変えるとかですかね…。

結局、理論は後付けなものだと思います。理屈がわかっても良い曲がかける訳ではないですしね。ただ知ってると出来る事が増えるのも事実なので知ってた方が得って感じですかね…。なので理論は知識して頭の片隅にでも置いて置くのが一番良いのかもしれません。深い所まで勉強するならこの時間をセンスや技術を磨くのに使った方が良いと思います。

「まとめ」って全然まとまってないですね(笑)長くなりましたが今回はこの辺で…。

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