軽トラベースのキャンピングカーを納車してから約半年がたちました。コロナの影響で旅にはなかなか行けてませんが現在、会社への出勤や駐車場での車中泊で使用しています。他県への移動がまだ難しいという事なので仕方ないですね…。他県ナンバー狩りにあっても怖いし…。こういう時、地方に住んでる方はうらやましいなと思います。
↓自分が購入した軽キャンパー
あまり旅には出てませんがキャンピングカーをそれなりに使ってみると、やはりあれやこれやと不満な点が出てくるものです。まぁ、逆に良い面もありますがね…。今回は軽キャブコンを半年間、運転や車中泊で使用してみて自分なりに思う事を記事にしたいと思います。
目次
軽キャブコンの街乗り
最近は主に通勤や買い物などで使ってますが、街乗りでよく思うのが加速が遅いという事。信号待ちで青になって走り出すとすぐ前の車に置いてかれます。車体が重いので仕方ないのですが後続車がいると結構、焦ります^^;
また傾斜のきつい坂道はなかなか登っていかないのも街乗りだと焦りますね。田舎や山道などは車通りが少ないから焦ることもないのですが、都心の街乗りだと下手すれば渋滞になってしまいますからね…。そもそも「軽」トラックなのでパワーもないので尚更です。
あと右折信号待ちなどの停車中に車の横を大型車やスピードが速い車が通ると結構、車体が風で揺れるのもストレスです。構造上仕方ないところもありますが、「こんなに揺れるのか」って最初乗った時は思いました。
逆に街乗りで良い面としてやはり小回りが効くところです。普通車だとぶつかりそうで怖い狭い道でもスイスイと行けてしまうのはとても良い点ですね。
っとメリットて小回りが良いくらいしかないんですよね。やはり軽キャブコンに限らずですがキャンピングカーの走行性は普通車など比べると低く、乗り心地は悪いです。キャンピングカーでも走行性も重視したいって方はトラックベースのキャブコンではなく、バンベースのバンコンの方が良いです。
〇街乗りまとめ
- メリットは小回りが良いくらいしかない
- 街乗りだと加速が遅いのですぐ前の車に置いてかれる
- 坂道はやはりなかなか登らず焦る(スピードが出ない)
- 停車時に横を大型車やスピードの速い車にが通ると結構、車体が揺れる
- キャンピングカーで走行性も重視するなら、キャブコンよりバンコン
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軽キャブコンでの車中泊
車内を1人で使う分には申し分ない広さかとは思います。就寝するにしても1人ならゆったりと寝れます。また各社ベッド展開も大体、簡単に出来るので個人的にはめんどくさいと感じた事はありません。
ただし結構、車体自体が揺れるので寝返りや外の風などでグラグラします。神経質な方は寝れないレベルかと思います。改善策としてスタビライザーを付ける事で揺れは改善されるのですが付けるのに7~8万円程度かかるので考えものです。自分も付けるか考え中です。
車内での料理ですがガスコンロを使って料理するのは慣れないと危ないと思います。そもそも料理するには軽キャブコンは狭いです。天井が近いので個人的には怖いなと感じました。ポップアップが上げられる環境なら特に問題ないですがね…。
換気は必須で締切ってガスを使って料理すると一酸化炭素中毒になります。実際、事件も起こっています。車内で火を使って料理するなら簡昜消火器は持っておきましょう。
個人的には料理するならIHや電気鍋など電気で料理するのが良いと思います。実際自分も車内では火を使わず、電気調理器具で料理しています。電気ならキャンピングカーであればサブバッテリーがあるし、今は大容量のポータブルバッテリーなども売っているのでそちらを使って料理する方が安全です。
〇軽キャブコンでの車中泊まとめ
- 1人で使うには申し分ない広さ
- どの軽キャブコンもベッド展開は簡単
- 寝返りや外からの風でも車体が揺れるので、神経質な人は寝れない
- スタビライザーを付けることで車体揺れを軽減できるが、付けるのに7~8万円ほどかかる
- 車内で火を使った料理は慣れないと危ない
- そもそも料理するには軽キャブコンは狭い
- ポップアップなどで天井が上げられる環境なら火を使っても安心
- 火を使って料理するなら必ず換気し、簡昜消火器を用意して料理したほうが良い
- 軽キャブコンで料理するならIHなどの電気調理器具で料理した方が安全
他の軽キャブコンと比べたバンビーノ
自分が購入した軽キャブコンがStage21(リンクは公式サイトへ)さんの「リゾートデュオ・バンビーノ」になります。何故、数ある軽キャブコンの中でこれにしたかと言うと180Wのソーラパネルが標準装備であるのと収納棚が多かったからです。
ソーラーパネルの発電量と収納棚の多さで言えば軽キャブコンの中ではバンビーノが1番かと思います。発電量は申し分なく、晴れてさえいれば1日中フリップダウンモニターと車載冷蔵庫をつけっぱなしでも1日はもちます。
↑収納棚(後に向かって左に3つ、右に2つ)
軽キャブコンはとにかく収納が少ないので車内がモノであふれがちになりますが、バンビーノなら他の軽キャブコンと比べるとそんな事も無くなると思います。(それでも収納は足りないですけどね…)
逆にデメリットですが1番ネックなのがテーブル。バンビーノのテーブルは木の棒の下に金具が付いていて回すことで固定し、その棒の上にテーブルの板をはめ込む1本足のテーブルになってます。これが結構、グラグラするんですよ…。
↑バンビーノのテーブル
他社の軽キャブコンのテーブルは1本足のテーブルでも横に金具が付いていてロック出来るモノがほとんどなんでグラつく事はないのですが、バンビーノはロック出来ないですよね…。
このテーブルでガスコンロを使って料理などするとグラグラして尚更、危ないんですよね…。またドリンクホルダーもないので個人的にはこれもマイナスポイントですね…。
両サイド窓ははね上げ式のいわゆるRV窓ではなく、手動のスライド式の窓でこれが地味に開けづらい。また網戸もマジックテープでくっつけているだけなので、チープ感を感じます(´- ̯-`)
↑マジックテープの網戸
他社の軽キャブコンも一長一短あるので一概には言えませんが、個人的にはテーブルがグラグラするのが残念でなりません。それ以外の点はメリット、デメリット両方みるとトントンかなと思います。
〇他の軽キャブコンと比べたバンビーノまとめ
- メリット
- 180Wのソーラーパネルが標準装備なので発電量は軽キャブコンの中では1番
- 収納棚が多くこちらも軽キャブコンの中では1番
- デメリット
- テーブルが1本足テーブルで横でロックが出来ずグラグラする
- キャビンの窓が手動スライド式で開けづらい
- 網戸はマジックテープでくっついているのでチープ感がある
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軽キャブコン購入を考えている方へ
結論から言うと軽キャブコンは確かに税金や車体価格など安く、手軽にキャンピングカーを持つことが出来ます。しかし走行性や居住性はやはり軽キャブコンでは満足いかないかなって言うのが個人的な見解です。
軽キャブコンを買うのであれば少しお金を貯めて、ハイエースなどのバンコンを買った方が満足度は高いと思います。実際、軽キャブコンを買った方のほとんどがバンコンへ買い替えているのが現状です。
↑ハイエース
大体、軽キャブコン購入価格に200万円程足せば、ハイエースなどの1BOXバンコンが買えます。維持費なども上がってしまいますが、満足度で言えばバンコンの方が断然良いでしょう。
では軽キャブコンの良さってなんなのでしょう?自分が思っているのが不自由さを楽しむという事かと思います。どうすればもっと快適になるかを試行錯誤するのが個人的にはとても楽しいです。
そもそもなんでも揃っているキャンピングカーはカスタマイズ性が低いし、家と変わらない環境を求めるのならちゃんとしたキャンピングカーを買わない限り満足はしないと思います。
ですので軽キャブコンを買うのであれば、1人ないし2人で使い、車をカスタマイズしたい方、不自由を楽しめる方が向いていると思います。
価格でどうしてもバンコンが難しいならミニバンタイプのバンコンの方が軽キャブコンよりオススメです。価格も軽キャブコンより安く、走行性能も軽キャブコンより良いので、少しでも不満を解消したい方はミニバンタイプのバンコンが良いでしょう。
〇軽キャブコン購入を考えている方へまとめ
- 結論を言ってしまうと軽キャブコンは走行性、居住性共に満足はいかない
- 軽キャブコンを買った方のほとんどがバンコンへ乗り換えている
- 軽キャブコン購入価格に大体、約200万円ほど足せばハイエースなどの1boxバンコンが買える
- 軽キャブコンは1人ないし2人で使用し、車のカスタマイズや不自由を楽しめる人向き
- 価格的に1boxバンコンの購入が難しいならミニバンタイプのバンコンがオススメ
まとめ
しかしもう納車されて半年もたったんだな実感してます。納車された時が3月でコロナ禍真っ最中で旅に行けなく、ついてないなて思ってました。それでもこの車で東京周辺を2、3回旅をし、道の駅などで車中泊もしました。
やはり乗っているともっとこうだったらなって思うんですよね…。それはどのキャンピングカーでも同じなのかも知れません。記事を読み返してみると軽キャブコンに否定的な感じにとれますが、個人的には自分の購入した軽キャブコンは気に入っています。
「出来の悪い方がカワイイ」って言うか、ホントどうしたらもっと良くなるのか考えるんですよね。その点で言えば自分の性格にあったキャンピングカーなのかも知れません。
キャンピングカーの購入する時、価格や走行性、居住性など色々と考えると思いますが最後はそのキャンピングカーが気に入るかだと思います。自分にとって何を1番重視したいのかを決める事がキャンピングカー購入には重要だと思いました。
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