これはビルダーで車を引き取ってからコンビニで休憩していた時の話。休憩が終わって頑張って自宅に帰ろうとエンジンをかけると、エアバッグ警告灯が点灯…。時間がたっても消えなかったので、「引き取ったばかりなのにマジか…」と思いながら自宅へ帰りました。
↓自分が購入した軽キャンパーの記事
後日、ビルダーさんに確認したところキャンピングカーを作っている時にもエアバッグ警告灯が点灯し、リセットしたとの事。「車体保証があるのでお近くのディーラーで修理して下さい」との事でした。なんだかなぁ…と思いながらも了解し、ディーラーへ修理しに行きました。今回はこの「エアバッグ警告灯」についてまとめ記事となります。。
SRSエアバッグ警告灯とは…
SRSとはSupplemental(補助)、Resraint(拘束)、System(装置)の略称です。シートベルトを補助する為の装置、つまりエアバッグという訳です。こうして見るとエアバッグはシートベルトありきの装置という事になってきますね。
正常ならエンジンをかけて7秒後に警告灯は消灯します。7秒後も警告灯が点灯しっぱなしだとそれは故障しているという事になります。また車種によっては警告灯が点滅状態となり、これも故障しているという事。エアバッグ警告灯が点灯(点滅)でも車自体は走行出来ますが、事故などで衝突があった時にエアバッグは開きません。
警告灯が点灯する理由は主に下記の理由があります。
- コンピューターの異常
- センサーの異常
- シートベルトプリテンショナーの異常
(シートベルトでちゃんと拘束する為に強制的に数センチ巻き上げる装置) - シートベルトバックルの異常
(シートベルトの受け側) - バッテリーの電圧低下
この様に警告灯の点灯(点滅)理由は色々とあるので素人にはどこが悪いのかわかりません。もし点灯(点滅)した場合は素直にディーラーや修理工場へ行く事をオススメします。
また警告灯が点灯(点滅)した状態でも車自体は走行出来るし、修理にはお金がかかるという理由で放っておく方もいらっしゃるみたいですが、点灯(点滅)した状態では車検は通りません。万が一の事を考えて早めに修理する事をオススメします。
○SRSエアバッグ警告灯とは…まとめ
- エアバッグはシートベルトありきの装置
- 正常ならエンジンをかけて7秒後に消灯
- エンジンをかけて時間がたっても警告灯が点灯(点滅)が消えない場合、故障している
- 警告灯が点灯(点滅)しているとエアバッグが開かない
- 警告灯点灯(点滅)理由は色々あるので素人ではどこが悪いか判断しづらい
- 警告灯が点灯(点滅)状態では車検は通らない
- もし警告灯が点灯(点滅)したら、万が一を考えて早めにディーラーや修理工場へ行く
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点灯(点滅)した時の対処方法
基本的に上記でも書いた通り、警告灯が点灯(点滅)したらすぐにディーラーや修理工場へ持っていって修理してもらう事をオススメします。下記に書く方法はあくまでもその場しのぎに過ぎません。ちゃんと車の事をわかっている方ならそれでも良いかも知れませんが、自分の様に素人なら迷わずディーラーなどに持って行きましょう。
対処方法1・OBD診断ツールでリセット
旧車などには付いてないですが日本車では2006年以降の車種であれば車のコンピューター部分に繋ぐ「OBD」というコネクターが運転席の下辺りに付いています。ここに市販されているOBD診断ツールを繋ぎ、警報をリセットする事で復旧させる方法です。
しかしOBD診断ツールで警報をリセットしても、根本的な解決にはならないので、あくまで修理までの繋ぎと考えた方が良いかも知れません。また修理工場で説明する時には役立つかと思います。
(どこが悪いかわかる為)
そもそもリセットしても故障部分が直ってないならエンジンかけたらまた警告灯が点灯(点滅)します。
対処方法2・エアバッグキャンセラーでリセット
純正のハンドルやシートを取り外すと同じくエアバッグ警告灯が点灯(点滅)する事があります。これをキャンセラー(抵抗)という汎用商品を回路にかます事によりリセットさせる方法です。
回路自体はハンドルの中にあり、1度ハンドルを分解しなければなりません。また正しく取り付ければ衝突時にエアバッグが開く様ですがちゃんと正しく取り付けられているかわからないですよね…。ネットではキャンセラーの取り付け方などの情報はたくさんありますが、やはり素人にはハードルが高いと思います。
そもそもキャンセラーを付けることによってエアバッグが開かない可能性もあるのでリスクが高いです。やはり身の安全を考えるなら修理工場へ行くのが良いでしょう。
上記の方法は推奨出来るモノではありませんが、やはり修理に出すのとではコストが違うのでこの方法でエアバッグ警告灯をリセットされてる方も多い様です。
○点灯(点滅)した時の対処方まとめ
- 基本的には警告灯が点灯(点滅)したらディーラーや修理工場に持って行って修理するのがベスト
- 個人で出来る対処はあるが知識が必要で安全面のリスクは高く、素人にはハードルが高い
- 対処方法
- OBD診断ツールを繋ぎ、警報をリセットする
- ハンドル内の回路にキャンセラーをかましリセットする
- エアバッグ警告灯の個人での対処方法はネットに結構、載っている
- 個人で対処する理由として修理費のコスト節約がある
- 個人的には個人で対処する事はオススメ出来ない
体験談
ネットで色々と調べて個人で対処出来ないかも考えましたが、やはりハードルが高いのとそれなりの金額で購入したので壊れても困るなと思い、素直にビルダーさんの指示通りディーラーへ持ち込みました。因みにディーラーへ行く時は事前にネットや電話でこういう理由でいつ行くというのは伝えておいた方がスムーズです。
ディーラーに着き、車を預けて15分ほどで修理が完了しました。結構あっさり解決しました。エアバッグ警告灯の点灯理由として助手席のシートベルトの噛み合わせ?(受け側ではありません)が悪かったとの事。キャンピングカーは特にキャブコンと言われるモノはトラックの荷台をぶった切ってキャビン(箱)部分を作る為、よく起こる症状だとの事でした。
整備士さんから点検や修理でドック内に入れる場合はRVボックスやホイルキャップは外して来て下さいと優しく注意を受けました。
(恐らく初心者マークを付けていたのでやんわり注意だったのだと思います)
修理費用ですが新車で購入した為、保証が付いていたので今回は無料でした。因みにメーカー保証には大きく分けて2つあり「一般保証」と「特定保証」があります。恐らくキャンピングカーは「特定保証」となり保証期間の短いモノになります。自分の乗っている軽キャブコンはベース車がハイゼットトラックでメーカーはダイハツ(リンクはダイハツの保証ページに飛びます)です。ダイハツの「特定保証」は車の登録日から1年又は走行距離2万キロです。
またディーラーと街の修理工場の違いについても聞いてみたのですが、この程度の故障なら街の修理工場でも直せるとの事。修理工場はディーラーに比べて車両の情報が少ない為、修理に時間がかかるが費用は少なく逆にディーラーは情報は多い為、早く修理が済むが費用は高めとの事です。
保証がある内はディーラーに行った方がメリットが大きいという事ですね…。車についてまた1つ勉強になったのである意味、エアバッグ警告灯が点灯して良かったなと思いました。
○体験談まとめ
- 個人で修理するにはハードルが高かった為、自分は素直にディーラーへ行った
- ものの15分ほどで修理は完了
- 原因は助手席シートベルトの噛み合わせの不具合
- キャンピングカーのキャブコンはトラックの荷台をぶった切ってて作成する為、エアバッグ警告灯が点灯する事がよくある
- ディーラーで点検や修理する場合はあらかじめ電話やネットなどで理由やいつ行くを伝え、車のホイルキャップなど余計な装備品は外して行く
- 新車のメーカー保証は大きく分けて2つあり「一般保証」と「特定保証」がある
- キャンピングカーなどの特殊架装車は「一般保証」より保証期間が短い「特定保証」となる
- ディーラーと街の修理工場の違いは…
- ディーラー
- 車の情報が多い為、修理は早いが費用は高め
- 修理工場
- 車の情報が少ない為、修理は遅いが費用はディーラーと比べと安い
- ディーラー
- 保証がある内はディーラーで修理してもらった方がメリットが大きい
まとめ
恐らくビルダーさんの所から出発した時には気づかなかっただけでエアバッグ警告灯は点灯してたんだと思います。なので最初は正直、「ビルダーさん、高い金払ってるんだからしっかり作ってよ…」なんて思ってましたが、結果的に1つ勉強になったので良かったなと思っています。
これからキャンピングカーの購入を考えている方や納車を控えている方はビルダー(ディーラー)さんの所でちゃんと警告灯も確認した方が良いと思います。キャンピングカーの作る過程で警告灯が点灯する事はよくある事だそうです。
もし警告灯がつきっぱなしなっていたら新車の場合は迷わずディーラーへ持って行きましょう。保証があるので無償で修理してもらえます。身の安全を守る装置ですので、くれぐれも放置せず早めに修理してもらいましょう。
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