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鍵盤 音楽理論

【音楽理論】フラメンコ=Spanish 8 noteスケール

投稿日:2019年6月10日 更新日:

よくあることなんですが鍵盤がある所に知り合いと行くと、「そういえば鍵盤弾けるんだよね?何か弾いてよ」って言われるんですよ…。いやいや、なんで弾かなきゃいけないのよ(苦笑い)個人的には楽器屋などで曲を演奏するのはちょっと恥ずかしい…。技術が無い事がバレてしまいますからね(笑)

っと言っても引かない人がいるので適当に即興で弾くのですが、その時は大体、このSpanish 8noteスケールで弾います。ライブハウスでの音合わせの時なども自分はこれを弾いてますね。それだけ簡単でスケールをなぞるだけでも雰囲気が出るスケールです。鍵盤なら覚えておいて損はありません。

Spanish 8noteスケール

Spanish 8noteスケールはフリジアンスケールにメジャー3度を足したスケールになります。スペインのフラメンコなどで使用されるスケールです。

鍵盤で弾くならkeyはEがオススメです。EフリジアンスケールはEから始まる白鍵のみのスケールでそれにメジャー3度のG#を足したものがE spanish 8noteスケールです。

↑E Spanish 8noteスケール
黒丸=フリジアンスケール
赤丸=メジャー3度

スケールをよく見てもらうとメジャー3度とマイナー3度(key=EならG#とG)が混在してるのがわかると思います。ですのでメジャーコードでもマイナーコードでも使える便利なスケールです。但しメジャー3度を弾くことによってコードの響き的には7thコードの響きになります。

つまりマイナーコードでこのSpanish 8noteスケールのメジャー3度を通るフレーズを弾くと、そこのコードは○7変化するという事です(Em7ならE7になる)

マイナーコードの時はメジャー3度で止まるのは、あまり響き的に良くないです。通過音としてメジャー3度を使うのは個人的ににはありだと思っています。やはりコードが鳴っている場合は終始音や伸ばす音はコードトーンの方が良いでしょう。



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スペインっぽい曲を作る時にも使用しますが結構、使い回されちゃってる感はありますね…。よくある進行でE-F-G-Fをガットギター(ナイロン弦のギター)で弾くともろにフラメンコです。このコード進行をEペダル(onコード)で弾いたりもします(key=Eだとギターは6弦の開放が使える為、よりフラメンコぽくなります)

自分はコード一発もののセッションなどで飛び道具的に使う事が多いです。セッションでギターなどは大体、ペンタトニックで弾くので鍵盤は違ったスケールで弾いた方が差が出ます。選択肢の一つとしてこのスケールを覚えておくといいでしょう。

↑Em7一発セッション風

鍵盤が入ってから8小節ありますが、
最初の4小節はペンタトニック、
この後の4小節をSpanish 8noteで弾いています。

まとめ

和音階やこのSpanish 8noteスケールなどは何度も言いますがスケールをなぞるだけでも雰囲気が出ます。こんな便利なスケールはないと個人的には思っています。弾くのだけではなく、作曲でも○○っぽい曲とか作る時には重宝します。

同じうわモノ楽器のギターと同じ事をやっても良いのですが、鍵盤はギターとは違ったアプローチを考えた方がバンドや曲の幅が広がります。何より鍵盤は色々な音が出せるなど奇抜な楽器だと思います。なので理論やスケールの使い方なども他の楽器とは違った考えを持つべきだと私は思います。

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