今回は自分が使ってるスキレットの紹介です。所謂、鉄でできたフライパン。よくスキレットがあると料理の幅が広がると言いますが、自分が使ってみてホントその通りだと思いました。
スキレットはそもそもキャンプ等の外で使う物に感じますが全然、自宅のガスコンロとかでも使えます。またIH対応のスキレットもありますので火が使えない所のキャンプ場や車中泊なんかでも使えます。但しIH対応の物は注意が必要です。底面が薄い物は底が熱くなり過ぎて安全装置が働いて使えなかったり、変形したりします。
スキレットは鉄ですので手入れをしなければサビてしまいます。スキレットの手入れのことをシーズニングと言います。シーズニング済みの物も売ってますが手入れをしなければやはりサビてきます。
↑自分はこのメーカーの16cmの物を買いました。
シーズニングの手順
- スキレットを洗う
- 白煙が出るまで空焚き
- オリーブオイルを全体に塗る
- クズ野菜を炒める(鉄の臭い消し)
- 油を拭き、空焚き
シーズニングの注意点
上記の1〜5の手順はシーズニングされていない物を初めて使う時にする手順です。シーズニングされていないスキレットはサビ防止のワックス等が塗ってあるので洗剤を付けて洗って下さい。シーズニング済みのスキレットは油でコーティングされてるので洗剤を付けずに水洗いで汚れを落として下さい。(食器用洗剤は油を落とします)調理した後は、1〜3までの手順で大丈夫です。
また、調理後はスキレットが熱い内にお湯で洗う様にして下さい。水で洗うと急激な温度変化で下手すれば割れてしまう事もあります。自分はスキレットが冷めてから水洗いしてますが、冷めると汚れが落ちにくいです。
テフロン加工の普通のフライパンと比べると、少し面倒くさい所もありますが勿論、普通のフライパンに無いメリットもあります。
スキレットのメリット
- 素材に熱が通りやすい
- 色んな料理が出来る
- 洗い物が減る
1.素材に熱が通りやすい
熱伝導率が良い為、素材の中まで熱が通ります。やはりお肉などは美味しくなります。外はパリッと中はふんわりとなり、フライパンで焼くのとでは確かに違いがあります。またスキレットのまま食卓に出せるのも一つ魅力かと思います。蓄熱性があるので熱々のまま料理が食べられるのは良いですよね。
2.色んな料理が出来る
スキレットは何も焼くだけではありません。煮込みハンバーグなどの焼いて煮るという調理がスキレットだけで出来てしまいます。鉄の蓋を使えば圧力鍋のような使い方もできます。蓋をする事で圧力がかかる為、短い時間で味が染み込みます。またグラタンやドリアなど作る時も耐熱皿の代わりになります。自分の自宅にはオーブンがない為、スキレットに材料をいれてスキレットごと魚焼きグリルで焼きます。
3.洗い物が減る
料理を作ってそのまま食器に移さなくてもいい(むしろ移さないほうが良い)というのがメリットだと自分は思ってます。そうすれば洗い物が一つ減るしね。調理が2段階あるもの(焼いて蒸すなど)はスキレット一つで済むとスキレット無しで作る時より洗い物も減る。フライパンで焼いてから蒸し器に入れて…なんてフライパンと蒸し器を洗わなければいけないでしょう。
どうでしょう、フライパンを使うより圧倒的に便利で美味しく調理ができるのではないでしょうか?しかし、やはり悪い部分もあります。
スキレットのデメリット
- 小型の物でも重い
- 手入れが面倒くさい
- 熱いので火傷する
1.小型の物でも重い
自分が持っているスキレットは直径16cmの物なんですが、普通のフライパンと比べると重いです。メーカーにもよるでしょうが16cmで大体1kgです。同じ大きさのフライパンで半分以下の重さです。そりゃ、鉄で出来るんだからしょうがないけど、大きいスキレットで鍋振るうのはかなりしんどいと思います。またスキレットの蓋も鉄でできているのでこれまた重い…。まぁ、重くないと圧力がかからないのでしょうがないですけどね。
2.手入れが面倒くさい
シーズニングですが使用後に毎回しなければいけないのでちょっと面倒くさいです。これを繰り返す事で段々とスキレットが成長するのですが、やはり洗って終わりではないのは手間ですね。やらないと湿気の多い日本だとすぐにサビます。だから面倒くさがりはスキレットを使うのには向いてないかもしれませんね。
3.熱いので火傷する
蓄熱性が高いのもさることながら、取っ手の部分も鉄で出来ています。当然、調理中は何らかの対策をしないと火傷します。自分は耐熱カバーを取っ手に被せて調理してます。料理をスキレットごと運ぶときも注意して運ばないと火傷します。ですので小さい子供がいるご家庭とかはスキレットで料理を運ぶのは危険かもしれません。せっかく美味い料理が出来ても火傷したら美味しさが半減しますよね。
まとめ
スキレットは料理の幅を広げてくれ、美味しく調理できるのは間違いありません。焼く、煮る、蒸す、揚げるほとんどの事がスキレット一つで出来てしまいます。その分、手入れが面倒くさいですが、手間をかける事によってより焦げないサビないフライパンになっていきます。やはり何でも手間暇をかける事によってより良い物になるんだなと実感しました。
おまけ
ツナとナスのカレードリアを作ってみました。正確にはカレーではなくベシャメルソースにカレー粉を混ぜたものにバターライスの上に乗せ、ピザ用のチーズを乗せ、魚焼きグリルで弱火で10分程焼いて作りました。スキレットのおかけで美味しく出来ました。
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