キャンピングカーを買ったらこれだけは付けようと思っていた装備の1つがこれ…。タイヤの空気圧を監視する装置になります。キャンピングカーにとってタイヤの空気圧はとても重要になってきます。そもそも普通の車やトラックに色々と装備を詰め込んだ乗り物なので、普通車に比べたら重量は重い訳です。
それを4本のタイヤで支えているのだから空気圧が重要になってくるのは明らかだとわかると思います。今回はこの「TPMS」の選び方から取り付け方、なぜ取り付けた方が良いのかという理由などを記事にしていきたいと思います。
目次
TPMSとは…
T(タイヤ)P(プレッシャー)M(モニタリング)S(システム)の略です。上記に書いた通り「タイヤの空気圧を監視する」装置です。最近の外車などの高級車には初めから車に組み込まれています。海外では標準装備となっているところもある様です。TPMSには間接式と直接式の2種類があります。
間接式はタイヤの回転数で空気圧を知らせるので走行状況(走っている道の状況)に左右される事が大きいのであまり正確ではない様です。ただ車のコンピュータで測れるので安価に設置出来るのがメリット、というか最初から付いてるのがこれです。つまりわざわざ専用の装置を付けなくて良いということ。こちらは最近では一般的ではない様です。
対して直接式は空気バルブと一体になっていてホイール内に取り付けるモノとタイヤのバルブキャップを外し、そこにセンサーをに取り付けるモノがあり、どちらも無線でタイヤの空気圧状況をモニターに飛ばして監視します。
↑バルブ一体型
バルブ一体型はホイール内に設置するので1度タイヤを外さなければ設置出来ないのがデメリットです。それに対してバルブ取り付け型はタイヤの空気穴のキャップを外してセンサーを取り付けるだけなので素人でも、ものの10分程あれば取り付けられます。因みに自分もバルブ取り付け型を購入しました。
↑自分が購入したバルブ取り付け型TPMS
直接式はセンサーがボタン電池で動いているので1年くらいで電池交換しないといけないのがデメリットですね。またセンサーからモニターに無線で飛ばしているので海外製のモノを日本でつかうと違法となる場合があります。無線で使っている周波数帯が日本ではNGのモノがあるということです。
ですので購入の際は必ず日本でも使用出来る事を確認してから購入して下さい。判断基準として「PSEマーク」が表示されているモノは日本で使用しても大丈夫な製品です。
○TPMSとは…まとめ
- TPMSとはタイヤプレッシャーモニタリングシステムの略
- 海外などでは標準装備となっている
- TPMSには間接式と直接式がある
- 間接式
- タイヤの回転数で空気圧を測るシステム
- 車に積んであるコンピュータで測る事が出来るので安価
- 走行状況によったりすので精度は低い
- 直接式
- ホイール内に設置するバルブ一体型とタイヤの空気穴に取り付けるバルブ取り付け型がある
- 一体型はタイヤを外さないと設置出来ない
- バルブ取り付け型は空気穴に取り付けるだけなので素人でも簡単に設置出来る
- 直接式はセンサーがボタン電池で動いているので1年くらいで電池交換をしなければならない
- 海外製のモノは日本では違法になる可能性がある
- 判断基準としてPSEマークがあるモノは日本で使用可
- 間接式
キャンピングカーこそ必要?
普通車より重いキャンピングカーはそれだけタイヤに負荷がかかります。負荷が多くかかる分、それだけ早くタイヤの空気が減る事になります。タイヤの空気が減るとどうなるのでしょう?
空気圧が低いとタイヤが早く摩耗したり、偏摩耗(片側だけ摩耗するなど)が起こったりします。つまりそれだけ早くタイヤがダメになるという事。また燃費の悪化にもつながります。車の安定性も失わてくるので特に重いキャンピングカーでは横転の危険性も出てきます。ですのでキャンピングカーにとってはタイヤの空気圧は命にも関わることなのです。
普通車なら1ヶ月で5~10%程タイヤから空気が抜けていくそうですが、キャンピングカーは車体が重い分、もっと早く空気は抜けます。なのでキャンピングカーの空気圧の監視は非常に重要と自分は考えます。
TPMSと合わせてシガーソケットで動く「空気入れ」もキャンピングカーに常備しておくとなおのこと良いと思います。わざわざ空気が抜ける度にガソリンスタンドにいくのもしんどいですからね…。
↑自分が購入した車用空気入れ
○キャンピングカーこそ必要?まとめ
- キャンピングカーは車体が重い分、タイヤの空気も早く抜ける
- タイヤの空気が抜けると…
- タイヤの摩耗が激しくなり、偏摩耗が起こったりするのでタイヤの寿命が縮む
- 燃費が悪くなる
- 車体の安定性がなくなり横転の危険性が高くなる
- TPMSと一緒にシガーソケットで動く空気入れをキャンピングカーに常備しておくと良い
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体験談
1.バルブ取り付け型・取り付け方法
自分が購入した「TPMS」はバルブ取り付け型で価格もAmazonのタイムセールで買ったので¥3,000位でした。これでタイヤの空気圧が測れるのだから安いものです。
バルブ取り付け型の内容品はモニターとセンサーが4つ、盗難防止用のナットが4つ、それを締めるレンチと充電用マイクロUSB、モニターの滑り止めゲル状マット、説明書です。このTPMS自体は海外製ではありますが日本語表記の説明書もあり、ちゃんと「PSEマーク」の表記もありました。
取り付け方法はまずタイヤのバルブキャップをはずし、盗難防止用ナットをバルブに着けます。
あとはセンサーを取り付けてナットを逆回ししてセンサーが外れないようにするだけ…。センサーを取り付ける時に若干、空気が漏れますが構わず締切るのがポイントかな…。これを4箇所やるだけです。10分もかからないと思います。
2.使用感
モニターはソーラーパネルがモニター上部にあるので、いちいち線を繋いで充電しなくてもよいのが良い点です。(ただしソーラー充電は発電量が低いので最初はUSBを使って充電した方が良い)
シガーソケットからUSBで電源を取ると運転の邪魔にもなりますしね…。
海外製のTPMSモニターの空気圧表示は「kps(キロパスカル)」の表示は出来なく「ber(バール)」と「psi(ポンドスクエアインチ)」しか出来ません。日本車の適正空気圧の表示は運転席側のドアの側面に貼ってありますが表示は「kps」です。「kps」の10分の1が「ber」表示と同じなので自分は「ber」表記で使用しています。
モニターはタイヤの温度も表示してくれます。これは摂取(℃)表示も可能。また使わない時はモニター上部の左のボタンを長押しすれば電源を切る事が出来るのもなにげ便利だと思いました。(振動を感じると警報がなるので、ドアを閉めただけでも発報し結構うるさい為)
デメリットとしてはタイヤに空気を入れる時は若干、手間になる事。盗難防止ナットを緩めてからセンサーを外さないと空気穴が出てこないので、そこはしょうがないですね…。
また一定の空気圧低下で警報を鳴らすことが出来るのですが、個別に設定出来ないのはデメリットですね。普通車なら全タイヤ同じ空気圧でもいいのでしょうが、キャンピングカーのキャビン(居住部分)は重い為、後輪の空気圧は前輪より高めになっています。(これはトラックも同じ)
ですので前輪と後輪は別々の警報設定をしたかったのですが出来ません。(モノによっては出来るのもあるかも…)
仕方がないので自分は後輪の空気圧低下で警報を鳴らすように設定しています。まぁ〜、空気圧のモニターは全てのタイヤ出来るのだから適正空気圧より低く表示されているのなら、すぐに空気を入れてやればいいだけの事ではありますがね…。
○体験談まとめ
- バルブ取り付け型・取り付け方法
- バルブ取り付け型は大体、¥2,000~4,000と比較的安価
- 取り付け方は…
- タイヤの空気穴のキャップを外し、盗難防止用ナットを装着
- センサーをバルブに装着
- 盗難防止ナットを逆回しし、センサーが取れない様にする
- 使用感
- モニターはソーラーパネルがついているで電源いらず
- TPMSはほとんどが海外製なので日本車での空気圧表示「kps」で表示出来ない
- 「kps」の10分の1が「ber」と同じ
- タイヤに空気を入れる時は若干、めんどくさい
- キャンピングカーは後輪のタイヤの空気圧は高めになっている
- 空気圧低下の警報設定はタイヤ別に設置は出来ない
まとめ
自分が購入したキャンピングカーは軽トラベースのキャンピングカーですが、やはりブレーキの効きは悪い様に思います。それはやはり車体自体が重いからにほかなりません。なのでタイヤの空気圧の管理は非常に重要になってくると思っています。下手すれば命にも関わりますからね…。
キャンピングカーに限らずですが、タイヤの空気圧まで管理している車オーナーは少ないとの事です。最低でも1ヶ月に1回は空気圧を見た方が良いと整備士の方がおっしゃってました。また季節の変わり目でもタイヤの空気圧は変動します。少なからず季節の変わり目にはタイヤの空気圧は確認した方が良いです。(温度が高いと空気は膨張します)
TPMSのバルブ取り付け型は価格的にもそんなに高いモノでもないし、取り付けも簡単。数千円で燃費の向上や安全につながるのであれば買って損はないカー用品かと思います。特にキャンピングカーオーナーの方は取り付ける事を考えてみてはいかがでしょうか?
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